後期ゼミ⑥ インタビュー振り返り

こんにちは

 

 私のバイト先は自分でまかないを作るのですが、今日作った料理がとても印象的だったので先にちょっと書いていこうと思います。

昨日の夜になかなか寝付けなかったので考え事でもしようかなー思っていたら、なんかお腹がすいてきて、久しく食べていない鶏飯(けいはん)のことを思い出しました。

鶏飯は鹿児島県の奄美大島の郷土料理で県内の小中学校では給食のメニューに出てくるほどソウルフードです。(今日作ったやつ)

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ご飯の上に錦糸卵、椎茸を甘辛く似たもの、鶏もも肉をさいたもの、青ネギ、刻みのり、みかんの皮などを乗せて最後に鶏ガラスープをかけて食べるお茶漬けみたいな料理です。

私の母が奄美大島の近くの徳之島出身ということや,家族で数年間奄美大島に住んでいたことから羽生家では祝い事の時や何か特別な時によく食べていた料理でした。

今日はお店がちょっと早く閉まって時間があったので、何を作ろうかと悩んでいたところ、昨晩に考えていた鶏飯を作ろうと思って作りました。

みかんと椎茸がなかったので、レモンの皮とエリンギで代用しました。

ただ、味付けは結構適当だったのでおいしいか心配なまま出来上がりました。

例のごとく具を乗せて、汁をかけて食べたのですが、びっくら仰天しました。

なににびっくりしたかといいますと、ちゃんと鶏飯の味になっていたことです!

「ちゃんと鶏飯になってる!」と声が出るほどでした。

そしてなんだかとっても地元に帰りたくなりました。

私たちがいつも食べるものって大体の味が想像できて驚くことは少ないと思うんです。

それは私もそうなのですが、今日食べた鶏飯は私にとって地元の味というか、親の味というか、そういう印象のある食べ物だったようです。

そしてちゃんと鶏飯の味だったことで親の味を思い出して急に帰りたくなったんではないかなぁと思いました。

思い出のものに触れることによって、急にある感情が芽生えてくる。

この経験役立つかなと思い書き出した次第でした。

 

 

さてさて本題に入りまして

今回のゼミでは4回目のゼミで行ったインタビューの振り返りをしていきました。

まず先生がブログなどを見て気になった点をスライドに上げていき共有しました。

・相手の欲しそうな答えになる

・沈黙を恐れて話してしまう

・目的がそれる

などなど

ではどうしていくのかというときにラポールを築くと先生はおっしゃいました。

お、聞いたことあるぞ。

この単語は私が現在受講している文化人類学で出てくる単語で文化人類学者がフィールドワークをする際の条件として現地の人とラポール(信頼関係)を築くことがマリノフスキーが定義付けたものです。

ラポールを築くことによって相手と打ち解け、話しやすい雰囲気にしていくとしても答えやすいのではというものでした。

ですがこれが行き過ぎてしまうとオーバーラポールという過度に仲良くなりすぎて、雑談しかしなかったり、話がそれてしまいます。

前期からゼミを受けながら文化人類学と似ている点が多いなと感じていたので先生に質問してみるとほとんど同じと言われました。

もともと面白いと思っていた講義だったのでこれからもっと興味を持って受講できそうです。そしてプロジェクトで使えそうなところは吸収して利用していきたいです。

また、Yes or Noで答えることができる質問をしていき、そこから5W1Hを用いた質問で話を広げていくことができるということも学びました。

就活の際にYes or Noだけになってしまう場合があるので注意。

師匠と弟子モデルを用いてしっかりと相手の立場(主観)になれているのか、それを客観的に見れているのかということも重要です。

 

whyだけを使い、思考に問いかけるだけではなくその他のwhere、when、howなども使って質問していくことも意識することも学びました。

また、質問していく中で相手が前に出させることはとてもいいことであると言うことも学びました。インタビュイーの本音が出てくるからです。

私もゼミに合格して先生と面談をした際に気付かないうちに自分ばっかりしゃっべてました。まさにこれですね。

逆にインタビュアーが前に出すぎてしまうとインタビュイーは「まぁそうですね」みたいな相づちが返ってきて相手の本音が出てきません。

沈黙の種類7種類あるそうでどの種類にも考えてもいない質問が来たり、本音と違うことを言わざるを得ない状況など何かしらの答えにくい背景があります。

今後インタビューしていく中でこの人の話し方いいなと思う人の特徴を見ることも重要であると言われました。そんな話し方ができるようにすれば就職活動の際にも役に立ちそうです。

 

 

次にインタビューの内容を

上位下位関分析

という方式を用いてインタビュイーの内面を探っていきました。

具体→抽象

模造紙にポストイットで下から事象、目的、欲求の順に書き出していきす。

(こんな感じ)

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前回のメモを見返したり、インタビュイーの人に再度質問を投げかけていきながら貼っていきました。

事象、目標の欄は結構すらすらとでてきたのですが、欲求の部分がなかなか出にくかったです。

そんな煮詰まった時に他のグループのものを見て刺激をもらいました。

結構シンプルでいいんだなとか、どのようにつながっているのかなどいい刺激を得ることができました。(前回の反省が活きた)

これは下から上に上がっていくように作っていきましたが、上から下にも下げて納得のいくものでなければいけないなと感じました。

まだ途中の段階なのですが、インタビュイーくんの昔と今との思考の違いがみえてきたりして結構面白かったです。

次回はもっと奥深くまで掘り下げていこう。

 

 

今回はここまで。