古典①
こんにちは
日に日に増していく課題をどう対峙してやろうか考えている内に一週間経ってしまっている今日この頃でございます。
今回のゼミでは教養の2回目で横山先生をお招きして古典が始まりました。
古典というとなんたら活用とかのめんどくさいことを思い出したりますが、高校生の時に学んだ「人間万事塞翁が馬」が私の中では一番印象に残っていて、良いときもあれば悪いときもあるという古典の読み方などの枠を超えた考え方などを学んでいました。
まず、一番最初に出てきた問いが
- 古典は本当に必要なのか
すずりに向かひて
という部分は一体どういうことを表しているのかという部分の解釈は時代ごとに異なっており定まることがないそうです。
ではどうすればここの部分を考えることができるのかという問いが出てきて私は実際に同じ状況になってやってみると考えました。本当のやり方としてはその作者の他の作品の同じ表現がないか、前の時代の人がどのような表現の使い方をしたかという方法があるらしいです。やっぱり昔の人も何かに影響されてそれをオマージュしたりいていたのですね。
ここで米津玄師さんの「Lemon」を例にして引用が説明されたのですがまさかここでLemonが出てくるとは想像もしていませんでした笑
この「Lemon」の歌詞には高村光太郎さんの「Lemon哀歌」に通ずる部分が多く、「光る」であったり「切り分けた果実の片方~」など重なる点も多く本人もインタビューでレモン哀歌の世界観を意識したところがあると語っているそうです。
個人的にはここで語られていた元は人の死を描くことから「Memento」というタイトルにしようとしていたというところに興味が湧きました。おそらくラテン語の「」死を忘るなかれ」という意味のメメント・モリからきていると思うのですがこの単語私の大好きなガンダム00という作品でも出てきていたのでそのことばっか考えてました笑
ガンダムで出てくるメメント・モリは簡単に言うと宇宙から一国を滅ぼすことができるレーザー兵器の名前なのですが制作陣に「死を忘るなかれ」という意図があったのかと考えてみると、まさに現代作品も影響されている部分があるんだなと感じました。
すずりに向かひては万葉集などでもみられましたが源氏物語でもみられたらしくその表現とほぼ完全に一致しているらしく古典の研究者の方々からするとやりやがったという印象なのだとか。
とまあこんな感じで古典のことを学んでいきましたが今はとっくに存在しない人がどのような気持ち、経緯でその表現に至ったのかを考えることはとても難しいけれども面白くも感じましたし、米津玄師さんのヒット曲の中にも古典が隠れていたりしてとても興味深かったです。
次回は大ヒットを記録した「君の名は」を題材に学んでいくそうなので楽しみ!
(ps.僕は大ヒットしたことを毛嫌いして数年後の正月特番で始めて見ました。)
今回はここまで